約 2,509,088 件
https://w.atwiki.jp/a_nanoha/pages/89.html
ディバイドエナジー 術者の魔力を相手に供する魔法。分ける量は供与元の意志で決定され、なのははフェイトと半分ずつに分けたようである。 ディバインバスター・フルパワー ディバインバスターの発射形態バリエーション。大幅な魔力消費により、威力を落とさないままバスターの放射範囲を広げている。 チェーンバインド 対象の動きを止める魔法の鎖を発生させ、縛りつける。 鎖の強度や射程・本数は術者の魔力に比例し、これにより一体を強力に固定したり、複数の対象を同時に停止させることも可能。 サンダーフォール 局所的に天候を操る儀式魔法。付近の雷雲から集めた電力を雷球に集中、範囲内に魔力を込めた雷を落とす。 この魔法を、フェイトは海中に魔力流を発生させるために使用している。 サンダーレイジ ロックオン型の範囲攻撃魔法。バインド能力を持つ電光で相手の動きを止め、固定した相手に一斉に雷撃を落とすことで爆砕する。 フェイトの非詠唱魔法としては最大級の威力を誇る、雷撃系の高位魔法。
https://w.atwiki.jp/hayamiken32/pages/299.html
魔法機甲戦記リリカルなのは あらすじ 平凡な小学三年生だった女の子、高町なのは。だが、ある日出会った不思議なフェレット・ユーノと、彼が持っていた魔法のデバイス・レイジングハートとの出会いで、魔法少女として、光の人、エルドランから「エクセリバー」の運命に巻き込まれてしまう。危険な古代遺産「ジュエルシード」を巡って争うことになる異世界の少女、フェイト・テスタロッサとそのロボット「ケルヴァルディオン」との出会いや次元世界を管理する時空管理局の介入から事態は激しさを増し、戦いの日々へとなのはは向かい合ってゆく。悲しい運命を背負ったフェイトにひかれ、 同じ寂しさを分かち合いたいと願ったなのは。「友達に、なりたいんだ」 思いを届けるため、なのはは自らが得た魔法を手に、フェイトと、運命との戦いを選んだ―――。 クロス元:リリカルなのはシリーズ×エルドランシリーズ メカニクス なのは関係(メカ) フェイト関係(メカ) 時空管理局(メカ) テスタロッサ関係(メカ) キャラクター なのは関係 フェイト関係 時空管理局 テスサロッサ関係
https://w.atwiki.jp/nanohass/pages/1065.html
リリカルなのはFeather 第一話「覚醒する天使」 土星の衛星付近に一つの流星が隕石にぶつかり、其処には禍々しい悪魔がいた 「あれが地球か」 その声は何処までも暗く響いている 隕石が割れ、其処には獣の姿をした悪魔が現れた 「あそこにゴッドライディーンが隠せれてるのだね、ルーシュ様」 「この銀河の12星座が結界となり、あの地球にゴッドライディーンが封印されている、そしてその結界を解くには12個のゾディアックオーブを手に入れければならない」 「このバーサーカーにおまかせを、ひゃゃゃゃ」 その下品な笑い声が響く 「何としても全能なゴッドライディーンを我が物とし、この全宇宙の全てを我が物にする」 一枚の羽が宙を舞い、ある病室の窓に留まった、その病室には昏睡してる宮坂瑠璃と必死に話しかけている鷲崎飛翔が居る 「流星群が土星に激突した時の様子を観測者の手によって写真に納められている、信じられない事であるが 撮影された写真の中には人影らしき物体が写っており宇宙人では無いかと波紋を呼んでいる、どう思う?瑠璃こゆう話好きだろ、早く目覚ましたほうがいいぜ」 ゴッシプ雑誌の取るに足らない記事を読み上げ、必死に瑠璃に話しかけている所にドア開き疲れきった瑠璃の母親が入って来た その声は生気を余り感じない声で 「飛翔君、何時も御見舞いごめんね」 「いえ、俺こんな事しか出来ないから」 「お医者様からも切っ掛けがあれば目が覚ますと言われてるけど・・・」 その言葉に飛翔は強く答えた 「大丈夫です、瑠璃は必ず目を覚します!」 「ありがとう、飛翔君」 ほんの少しだけ笑顔になってくれた 「あっ、すいません俺、用事があるので」 飛翔は申し訳そうに病室を後にする そのころクラウディアではある問題が発生していた 「離してください!どしてもその宝石が要るんです!」 エリオ・モンディアルは何人かの隊員に取り押さえられている、そこにヴィータが詰め寄ってきた 「てめぇ、いい加減にしろよ!この宝石がどれだけ大事な物か分かってんのか!?」 ヴィータの怒声が辺りに木霊している所にフェイトが仲裁し様としている 「エリオもヴィータも落ち着いて、これ以上争ってもしょうがないから」 フェイトの横にはピンクの髪の毛の女の子、キャロ・ル・ルシエも泣きながらも必死に止めようとしている 「ケンカは良くないです」 その光景にみんな気まずくなる、エリオとヴィータは俯き フェイトがキャロを名で宥めている 「キャロ、大丈夫だから、もうエリオもヴィータも喧嘩してないから、ねっ」 フェイトの視線がエリオ、ヴィータに向く 「…はい」 「おう」 それぞれ生返事であるが答えた、 「だからもう泣かないで」 そうキャロに話しかける 「はい」 まだ泣き声だが笑顔で答えた、其処になのは達も駆けつけ なのははある提案をする 「そうだ、みんなでコンサートに行って見よ、すごく楽しめるはずだよ」 スバルは嬉しそうな顔で 「なのはさんとコンサートか楽しそうだね、ティアナ」 とティアナに伝え、当のティアナは 「そのコンサートは誰がするんですか?」 なのはは嬉しそうに 「フィアッセ・クリステラ さん、とっても歌がうまい人だよ」 答えていた所にはやてが後ろから肩を掴み 「あれぇ~?なのはちゃん、もしかして行くつもりなん、おかしなぁ今日は大事な用事があるって言ってるのにな?」 はやての気迫になのはは直に折れた 「ごめんね、スバル達で行って来て、フェイトちゃん行こう」 「うん」 なのはは落胆の表情で去っていく 「・・・で、どうする行くのか?」 ヴィータがスバル達に問い掛ける スバル達もなのはのとっても歌がうまい人に興味があるので 「行きます」 スバル達はコンサート会場に向かう 飛翔は道に落ちてる白い羽を手にとって見つめてる所に妹のつばさに注意されている 「お兄ちゃん、はやく行こうよ、せっかく苦労してフィアッセ・クリステラのチケットが取れたのに遅れたら大変だよ」 「そう焦るなまだ時間はあるから」 そう言い羽をスボンのポッケトに入れた、つばさは何か言いたそうな顔をして飛翔の方を見つめている 「ん?どうしたつばさ」 「あのね、会場まで抱っこしてほしいのダメ?」 「はぁ、分かったから行くぞ」 「うん」 飛翔達もコンサート会場に向かう コンサート会場に着いたスバル達と飛翔達はそれぞれ別に入って行った 遂に開演時間を迎えスバル達とつばさは食い入る様にフィアッセの歌を聴いてた頃、会場の天井にバーサーカーがいた バーサーカーはフィアッセ方を見つめ 「おーラッキーゾディアックオーブ発見」 フィアッセが付けてたティアラを宝石をゾディアックオーブとして見ている そしてバーサーカーは実体化して会場に攻撃した、その光景に訪れてた人達は一気に混乱し逃げ惑う様にしている その様子にスバル達は対策を練ろうとしている 「どうしょう、ヴィータさんこのままじゃ被害が拡がります」 「落ち着け、とりあえずあいつを引き寄せないと何にもはじまらねぇ」 「私に考えがあります」 そのとき瓦礫が崩れ落ちその下につばさがいた、飛翔は必死に助けに向かおうとしてた 「つばさー!」 俺はまた無力なのか何も出来ないのかつばさ一人も守れないのか そんな時、飛翔に語りかけてくる声がある 「無力じゃない、守れる、私の力を使えば」 ズボンのポケットにあった羽が飛翔の目の前に現れ問い掛ける 「私の力を使うかそうすれば助けられる」 その言葉に飛翔は迷いなくその羽を掴み取ったその瞬間強い光が辺りを包み 次の瞬間、炎と共に紅き鋼の翼を持った戦士が現れ、落ちてくる瓦礫が現れた炎で消えた スバル達は戦士の気高いオーラに見惚れていた 「うわぁ…」 バーサーカーは声を荒げ 「おのれライディーンイーグル何処まで邪魔すきるだ!」 バーサーカーは巨大化し口から光線をだしイーグルに向けた イーグルはその光線を炎のバリアで弾き光速のスピートでバーサーカーに近ずき 「はあ!」 そのパンチはバーサーカーを会場の外まで飛ばし、炎が剣になり 「わが剣に切れぬものなし!一刀両断、イーグルソード!」 そう叫んだ瞬間バーサーカーは真っ二つに斬られていた 「俺は負けない鋼鉄の翼に賭けて!」 戻る 目次へ 次へ
https://w.atwiki.jp/a_nanoha/pages/66.html
次元世界と魔導の力 次元の海には、いくつもの世界が存在する。治安維持組織である時空管理局の管理を受け、文化交流を行なっている世界を「管理世界」、 そうでない世界を「管理外世界」と呼ぶ。 そして管理世界のほとんどと、管理外世界の一部には「魔導」と呼ばれる独自のエネルギー運用技術が存在し、活用されている。 一般的に使用されている「魔法」もその一部であり、優れた術者が魔導師と呼ばれるのもここに由来する。 近年の魔導技術は科学と深く融合し、一般生活にまで深く浸透している。 ルヴェラ文化保護区 管理世界においては、その土地に由来する自然や文化などを保護する目的で「保護区」設定が行なわれることがある。 自然保護区で自然環境や原生生物の保護がなされるように、文化保護区においては、その土地の文化や景観を損ねないよう、 先進技術に由来する物品や施設の持ち込み・建設が規制されている。 ルヴェラ地方は雄大な自然の景観や旧歴中期から続く閑静な町並みが保護指定されており、観光地として賑わっている。 インテリジェントデバイス 魔法を扱う者たちが使用する「端末(デバイス)」はさまざまな機能や種別が存在する。 インテリジェントデバイスは自律した知能を持った端末であり、単独での魔法発動や自律行動などをはじめとした機能を持つ。 トーマの相棒スティードもこのインテリジェントデバイスである。 なお、通常の魔導端末はシンプルな術式構成言語で意思を伝えるが、スティードは通常言語で会話をできるように作られているようである。 実弾兵器 ミッドチルダをはじめとする管理世界の「武装」はクリーンかつ威力・効果設定が容易な魔導武器に限定され、 こういった「実弾兵器」に対しては使用に強い規制がかけられており、一般人や民間企業の警備員といった人々が所有・使用することはほぼ有り得ない。 だが、炸薬を使用して銃弾を撃ち出すこのタイプの銃火器は、管理外世界の多くではいまだ主流を占める武器であり、密輸・違法使用の例は跡を絶たない。 ズーミングスキャナ 撮影・観測に特化したデバイスであるスティードの基本機能のひとつ。 遠隔地の一部をモニタリングし、音声も拾う。なおトーマが指を耳に当てているのは、音が外部から漏れないよう、 指先を伝導音子として使用しているためである。 念話 一般的な魔法における、初歩中の初歩にあたる技術。 思念内で言語化した言葉を対象に送り届けることで通信・会話を行なう。 ただしこの場面(リリィが研究所でトーマを呼ぶ)での「頭の中に響いた音声」は一般的な念話とは異なるようである。 魔方陣 魔法を使用する際に描き出す術式方陣。魔法ごとに設定された回路を目視できる形で展開し、術式の制御や安定化を行なう。 はるか昔は媒介物(特殊な砂や液体など)を使用して実際に描いていたが、現在は魔力によって瞬間的に展開、使用後には消失するタイプが一般的である。 アンロック 錠前を解除する魔法。通常の建物や施設のロッキングユニットには、これらの一般的な解錠魔法に対する厳重な防御がなされており、 専門の技術者であっても、アクセスコードがなければ数十分~数時間かかるのが一般的だが、トーマはこれをわずか数秒、ワンアクションで解錠している。 リアクティング 可燃物に炎を近づければ燃えあがるように、媒体同士が近接・接触した際に特定の反応を起こす場合がある。 これらの反応を魔力によって制御・任意に発生させるのが魔法の中核となる技術だが、トーマとリリィの間にも、 何らかの特定反応が発生している。 なお、「瞳の痛みと激しい頭痛」は、網膜から入り込んだ圧縮情報が、脳に直接送り込まれた際などに起こりうる症状である。 熱焼却処理 危険な細菌・化学物質などを扱う研究所施設では、漏出災害を抑えるため、室内の熱焼却処理の設備が置かれる場合がある。 金属の沸点―数千度を超える熱―による焼却処理は細菌や化学物質のほどんどを無害化し、およそあらゆる生命体は生存を許されない。 プロテクション ミッドチルダ式魔法において、ごく一般的な防御魔法。任意の範囲に防御膜を張り、衝撃・温度変化などから身を守る。 トーマとスティードのプロテクションは、外気温500~800度(一般的な施設火災での高温状況下)程度の炎熱化においても、 数分程度であれば、内部の人間を守りながら移動を行なえる防御力を持つ。 誓約(エンゲージ) 現状で詳細は不明。リリィ・シュトロゼックの意思によって、トーマの体に影響を及ぼす「何か」が発生している。 この誓約によって、リリィの左手首とトーマの右手首、それぞれに銀の腕輪が発生しているのが確認できる。 戦闘準備 戦闘や災害救助など、特殊状況下で活動する魔導師は、自身の魔力で作成した「バリアジャケット」と呼ばれる防護服を装備し、 付加した各種の防護機能やフィールド生成能力などで身を守る。 トーマのこの装備(マント装備かつノースリーブ、へそだし、篭手装備)は、バリアジャケットとは異なるもののようだが、 両手足に装備された金属様の防具など、戦闘向きの装備であることが推測できるほか、トーマ自身の髪や目の色の変色も確認できる。 ECディバイダー 現時点で詳細は不明。実弾銃に大ぶりなナイフを融合させたような奇妙なスタイルの武器であり、 本体には「996」及び「React STROSEK」の刻印が刻まれている。 ディバイド・ゼロ 現時点では詳細は不明。一般的な「砲撃魔法」に近い発露状態だが、射線上への貫通能力と効果距離が極めて高レベルなものであるのと同時に、 射線外にいた人員や車両に対してもなんらかの効力を発生させ、活動不能にするという効果が見てとれる。 執務官 時空管理局における役職のひとつ。(所属部署の権限範囲内において)司法処理を執り行うほか、指示された案件においての捜査・監査の権限をもつ。 事件捜査においては「捜査指揮・現場司令」のポジションで立ち回ることが多いため、2人以上の執務官が同じ案件を担当することは比較的稀。
https://w.atwiki.jp/a_nanoha/pages/202.html
初出:Record 15 エンゲージスーツ 正規の操縦者(ドライバー)と誓約を交わした「シュトロゼック」が装備する戦闘防護服。 リアクト中はドライバーとの意識共有・神経接続の補助を行なう機能も併せ持つ。 リアクト・エンゲージ 人型リアクトプラグ「シュトロゼック」シリーズ特有のリアクト方法。 リアクトプラグが操縦者と融合しあらゆる行動の補助・強化を行なう。 抗体行動 リリィが保有する制御機能のひとつ。 エクリプスウィルスの作動を(不完全ながら)制御し、ウィルスによる衝動の意識侵食を抑えている。 特務六課医療班 特務六課がEC案件を担当するにあたり、六課医療班はエクリプスウィルスの研究を続けていた。 治療術士であり医師でもあるシャマルもその研究と実践に参加しており、感染者の救済を目指している。 初出:Record 16 CW-ADX(アーマーダイン)「ラプター」 CW社製の自律作動型汎用端末。管理局への正式採用が検討されており、災害現場および戦闘状況下への投入実験が行なわれている。 採用においては「魔力に依存しない動力システムをもつ」ということが議論を呼んでいるが、 近年増加傾向にある「魔力結合不可状況」への対抗策としての期待を受けてもいる。 自己強化&自動治癒 八神はやての保有魔法で、騎士服着装と同時にオートで発動するよう設計している複数の魔法群。 決闘状況における直接戦闘能力に恵まれないはやてだが、これらの魔法を万が一の際の備えとしている。 イーグレット・セキュリティ・サービス ミッドチルダ北部を中心に活動する「人材派遣会社」。 要人警護・現場警備を始めとするセキュリティーサービスを提供する会社で、社員数100人未満と、 同業大手と比較すれば零細だが、業界内では評価の高い会社でもある。 高町教導官 「才能の持ち主」や「強く育つ可能性の持ち主」を見つけると瞳が輝くのは、彼女が教導官になる前からの癖である。 なお、この傾向は彼女の一人娘(現在は学生兼格闘系の競技選手)にもしっかり受け継がれている。 初出:Record 17 ヴァンディン・コーポレーション 第16管理世界リベルタを中心に活動する端末会社(デバイスメーカー)。 民間企業向けの警備装備や、装甲防護車などの特殊車両の開発・生産を主に行なっている。 武装端末の評価が高く、一般には「兵器メーカー」として知られている。 レプリカディバイダー ヴァンディンで製作されていた銃剣型・ブック型のディバイダーおよびリアクター。 オリジナルディバイダーを模して作製されており、リアクトの機能も備える。 スティード トーマたちがフッケバインに拉致された際、アルによって荷物の奥底にしまいこまれていたトーマの愛機。 便利な撮影・録音などの機能は、カレンも気に入ったようす。 ノーヴェ・ナカジマ スバルの妹でナカジマ家の一員。管理局防災課の民間協力者でもある。 救急救命士や格闘技指導者の資格をもち、近所の少女たちに格闘技の指導を行なっている。 初出:Record 18 エリオ・モンディアル キャロ・ル・ルシエ 元機動六課の隊員で、現在は特務六課に出向中の二人。 かつて小柄な少年だったエリオの身長はかなり伸びたが、キャロの身長方面の成長率は芳しくない。 「エリオくんに成長成分を吸い取られている」とは数年前からのキャロの談。 視界フィルター(リアクト中のトーマの視界) リアクターを保有する操縦者は、視界に任意のフィルターをかけることができる。 これによって、暗視や透過視覚を得る事ができるほか、脅威判定や情報開示、不要な情報(幻惑など)の除去も行なえる。 特務六課トレーニング 機動六課時代から変わらない、基礎と運用の反復訓練。 体力・魔力双方ともにハードな訓練に、かつてはスバルたちもへとへとになっていた。 感染による衝動 感染者を襲う殺戮・破壊への激しい衝動。 実際に激しい動悸や呼吸困難を伴うが、この衝動と副作用によって感染者が死ぬことはないため、 「死の直前」の苦痛が続くことになる。 かつてはトーマもこの衝動によって「ゼロ」を発動させている。 初出:Record 19 ディーゴ&レプリカディバイダーVC9 銃剣型のレプリカディバイダーVC9を所有。シュトロゼック5thによるリアクトで、腕部強化装備「クロムグリード」が発動する。 マティ&ディバイダーVC11 小型のレプリカディバイダーVC11を所有。アルの推測通り、肉体強化系の病化特性を持つ。 「実弾兵器無効」だったが、アルのプラズマ攻撃によって撃破された。 シュトロゼック5th 現状では正体不明。リアクトエンゲージが可能なことから、リアクトプラグであることは間違いない。 操縦者のディーゴが防護服を使用しないことから「5th」自身にもエンゲージスーツが設定されていない様子。 プラズマケイン/プラズマディスチャージャー アルのディバイダー718の変化形態の一つ。近距離斬撃武器「プラズマケイン」は、切り裂くのではなく「焼き切る」武器。 また、2門を合体させることによってプラズマ砲「プラズマディスチャージャー」に変化。 熱プラズマを放射して、射線上の対象を融溶させる。
https://w.atwiki.jp/a_nanoha/pages/94.html
スティンガースナイプ 魔力光弾「スティンガー」を発射後にコントロール、一発の射撃で複数の対象を殲滅するための魔法。 クロノが発している「スナイプショット」は弾丸加速のキーワード。 高速機動する弾丸の制御には極めて精密なコントロール能力が必要だが、クロノはこの系統の魔法を得意としている。 ブレイクインパルス 杖・あるいは素手での接触によって対象の固有振動波を分析、振動エネルギーで対象を粉砕する魔法。 接触と数瞬の停止を必要とするが、少ない魔力で高い破壊力を叩き出すことが可能。 近接戦闘能力と同時に高い魔法の制御能力がなければ扱うことの難しい、難度の高い魔法と言える。 ブレイズキャノン クロノの放射系魔法。ブレイズ(炎)の名の通り、熱量を伴う破壊魔法。 大威力の瞬間放出を上手く制御して、長時間放出による隙を作らないような調整をされている。 クロノは使い魔やパートナーによる現場サポートを必要としない、スタンドアローン型の魔導師でいることを選択しているようである。 サンダーレイジ フェイトのロックオン型攻撃魔法。 上空からの砲撃でなのはたちを巻き込まないため、また、瞬間的な静止力のために速攻性バインド能力の発動・大威力精密攻撃が可能なこちらの魔法を選択している。 ディバインバスター なのはの主武器。今回は対人使用ではないため、物理破壊を伴うセッティングになっている。 サンダースマッシャ― フェイトの放出系魔法。なのはのバスターに呼応するように、高い威力を打ち出している。 ディバインシューター・フルパワー ディバインスフィアの多数生成による一斉魔力射撃。より大きな魔力消費により、自動追尾とバリア無効化の能力を失わないままに弾数が増えている。
https://w.atwiki.jp/a_nanoha/pages/90.html
スティンガーレイ 直線的に高速飛翔する光の弾丸を射出する。 威力そのものはさほど大きくないが、弾速とバリア貫通力に非常に優れるため、対魔導師戦においては優れた性能を持つ。 ラウンドシールド 魔法陣を使用した防御魔法。空間防御のバリア系とは系統的に分類される、直接防御のシールド系魔法。 シールドの名の通り盾のように使用し、攻撃を弾く。防御範囲は魔法陣の部分のみと狭いが、魔力弾系の攻撃に対しては特に高い防御力を誇る。 フォトンランサー・マルチショット フォトンスフィアを体の周囲に生成、同時に発射する。射撃攻撃があまり得意でないアルフのランサーは、 フェイトのものと比較して威力や精度が大分落ちるため牽制・攪乱目的に使用できるよう、着弾時炸裂の性能を付加しているようである。 トランスフォーム 動物形態への変身。ユーノたちスクライア一族は古代遺跡の発掘を生業とする一族であり、狭所・高所・地下などの探索のため、 小動物形態への変身魔法を身につけているものが多い。 ユーノは負傷と失った魔力の回復のため、日常生活時に魔力消費の少ないこの形態へと変身していたのだが…。
https://w.atwiki.jp/a_nanoha/pages/85.html
エリアサーチ 魔力で生成した「サーチャー」と呼ばれる消費型端末を複数飛ばす、中距離探索魔法。 サーチャーは術者に視覚情報を送信し、これによって術者はサーチャーの届く範囲すべてを視認捜索することができる。 変形・シューティングモード 魔力砲による砲撃を行うための形態。 この形態から放つ砲撃魔法「ディバインバスター」により、暴走する魔法の強制封印を行うことも可能。 ディバインバスター シューティングモードの状態で魔法陣展開、杖の周囲に生成される帯状魔法陣によって魔力の放出と収束をコントロールし、大威力の砲撃を放つ。 本来は攻撃用の魔法だが、今回は封印のために使用されている。
https://w.atwiki.jp/nanohass/pages/1527.html
新暦71年4月29日、この日、ミッド臨海空港が炎に包まれた。 それは初めは小さな火だったが、すぐに建物全てに燃え広がる業火と化した。 炎は逃げ遅れた人々を遠慮なく焼き、その命をデスの下へとへと引きずり込む。 この青い髪の少女『スバル・ナカジマ』もまた、その炎に包まれた空港の中にいた。 「お父さん……お姉ちゃん……」 スバルは泣いていた。 父を求め、姉を探し、既に火の海と化している空港内を彷徨いながら、ただ泣いていた。 死の恐怖や孤独、もちろんそれも泣いている理由には含まれるが、他にももう一つ理由がある。 先程炎の中で一瞬だけ見えた、炎を纏った人型の巨大な何か。それが辺りに火をつけながら移動するのを確かに見た。 おそらくあれが、ミッドチルダで最近確認され始めた異形……モンスターなのだろう。 モンスター達が多くの人々を殺す。その事実がスバルが泣くのに拍車をかけている。 自分も殺されるのだろうか? 瓦礫の爆発がスバルを吹き飛ばしたのは、ちょうどそんな事を考えていた時であった。 爆風は子供を吹き飛ばすには十分すぎるほどの威力。その爆発によって、スバルは天使像の正面まで吹き飛ばされた。 「痛いよ……熱いよ……こんなのやだよ……帰りたいよぉ……」 スバルはただ、泣いていた。 光がやみ、次にグレイが見たものは辺りを焼き払う炎。 彼は辺りを見回し、落ち着いて自分の今置かれている状況を確認する。 まず理解したのは、ここが建物の中だということ。広さはミルザブールの街にあった城と大体同程度だろうか。 次に理解したのは、どうやら今は何らかの理由で火事になっているということ。 真っ先にイスマス城での事件を思い出すが、あれはモンスター軍団の襲撃によるもの。これとはおそらく無関係だ。 続いて装備を確認。自分が使っていたディステニィストーン『邪のオブシダン』と『水のアクアマリン』がなくなっていた以外は万全の状態だ。 そして最も重要なこと……一緒に来たはずの仲間が周りにいないということを理解。 転移の時に事故でも起こって散り散りになったのか、それともグレイから見えないだけで近くにいるのか。今はそれを確認できる状況ではない。 「……全く、エロールもふざけた事をしてくれる」 とにかく出口を探すべく、すっかり手に馴染んだ古刀を手に歩き出した。 Event No.01『ミッド臨海空港』 ピシィッ。 天使像の根元にヒビが入る。それも不幸なことに傾いている方向は正面……すなわち、スバルのいる方向だ。 だが、当のスバルはそれに一切気付かない。今もこの場で泣き続けている。 「助けて……誰か、助けて!」 ここにはいない誰かへと助けを求めるが、それを聞き届けられる者は誰もいない。 さらに悪いことに、それを嘲笑うかのようにヒビが像の表面へと面積を広げていく。そして―――――ビキィッ。 スバルが音に気付き、後ろを見る。そしてその目に自分への直撃コースで倒れてくる像を見た。 自分の死が確実になっていると本能で理解し、とっさに目をつぶってうずくまる。そんな事をしても何にもならないと分かっているのに。 そして、その像はスバルを―――― 【レストリクトロック】 ――――押し潰さなかった。 「よかった、間に合った……助けに来たよ」 いくつもの光の輪が、倒れこむ天使像を縛り上げて落下運動を封じる。 その後ろ上方には、白い服に身を包んだツインテールの女性……『高町なのは』の姿。彼女の使った魔法が像を止めたのである。 そしてなのははスバルの所まで下りていくと、優しく笑ってスバルを安心させる。 「よく頑張ったね、えらいよ」 死を覚悟したときに来てくれた助け。それはスバルの緊張の糸を切り、再び泣かせるのには十分だった。 但し、今度の涙は先程までのものとは全く違い、恐怖ではなく安堵で流したものだが。 「もう大丈夫だからね……安全な場所まで、一直線だから!」 『上方の安全を確認』 防御魔法『プロテクション・パワード』で護られたスバルを背に、なのはが愛杖『レイジングハート』を構える。 レイジングハートが上空を確認。彼女(AIが女性の人格なので、彼女としておこう)が言うには、上は安全。 それはつまり――――思い切りブチ抜いても問題は無い、という事だ。 「レイジングハート、一撃で地上まで撃ち抜くよ!」 『All light. ファイアリングロック、解……』 空港の天井をブチ抜くべく、デバイスの制限であるファイアリングロックを解除しようとする。 だが、その寸前にレイジングハートが何かの反応を検知。一瞬の後にはその正体を理解し、なのはに報告していた。 『マスター、人間とモンスターの反応を確認しました』 「え!? レイジングハート、数と方向は?」 『数はそれぞれ一つずつ。うち一つはあの少女のいる方向から接近していまs「グオオオォォォォォォ!!」 レイジングハートがそれを言い終える頃には、既にそのモンスターが近くまで来ていた。 魔族系モンスターの中でも高位に位置する炎の魔人『イフリート』。それがそのモンスターの名だ。スバルが見たモンスターというのもこいつである。 「あ、ああ……」 スバルの顔に恐怖が蘇り、へたり込む。 だが、そんな事など知らぬとばかりにイフリートが拳を振り上げた。 【ヒートスウィング】 拳を思い切り横に振り抜き、炎を纏った拳撃を放つイフリート。それを見たスバルは反射的に目をつぶる。 だが、どうやら今日のスバルは「潰されそうになるが潰されない」というパターンに縁があるらしい。 あらかじめなのはが張っていたプロテクション・パワードがスバルを護る。いくらイフリートの攻撃でも、さすがに一発や二発では壊れはしない。 「グルルルゥゥゥ……」 防がれたことを本能で理解するイフリート。どうやらかなり苛立っているようだ。 だが、執念深いモンスターはその程度では諦めない。再び拳を振り上げる。 どうやら一度で駄目なら壊れるまで叩くつもりのようだ。 そして再び―先程までは気付かなかったが、斬撃の痕がついた―拳を振り下ろした。 「させない! アクセルシューター……」 それを視認したなのはが、すぐさま自身の周囲に光弾を形成。その数、およそ十。 目標、スバルへとヒートスウィングを繰り出そうとするイフリート。光弾の発射準備完了。 「シューーーート!」 そして、一斉発射。 その光弾は狙い過たず(外れていたとしても遠隔操作できるが)イフリートへと接近し、そして―――― 【アクセルシューター】 【強撃】 まるで示し合わせたかのようなタイミングで、なのはの魔法ともう一つの反応の主……グレイの斬撃が決まった。 時間は少し遡る。 グレイはこの世界に着いてから、ずっと空港からの出口を探していた……が、一向に見つからない。 まあ、彼はここの構造を知らない上に、出口に繋がっているであろう道も炎や瓦礫で閉ざされているのだから当然ではあるのだが。 おまけにマルディアスにいた炎関連のモンスターまで襲い掛かってくるのだから、そのせいでさらに時間が浪費される。 ……と、またモンスターが近寄ってきた。外見からしておそらくはイフリート。だとすればかなり厄介な相手である。 幸い、以前戦った時にイフリートは聴覚で相手を探しているということを知ったので、やりすごすのは楽だ。一対一でこんなものの相手をするのはかなり骨である。 息を殺し、身を潜め、イフリートが通り過ぎるのを待つ。そしてイフリートが通り過ぎ……る前に、あるものを発見。 グレイがその目に捉えたのは、泣きじゃくるスバルの姿。悪いことにイフリートの進行方向にいる。 彼は必要とあらば人殺しすら厭わない性格だが、さすがに目の前で子供が襲われるのを見過ごすほどの冷血漢ではない。 【光の腕】 だからこそ、刀からの光線をイフリートめがけて放った。 それは見事に直撃し、さらに着弾箇所がパァンと起爆。イフリートを怯ませる。 この行動は、スバルが助かったという意味では吉だったが、グレイにとってはおそらく凶。今のでイフリートに気付かれてしまった。 戦闘開始である。 【払い抜け】 先手を取ったのはグレイ。刀を構え、素早く横をすり抜けるように斬りつける。 そしてその勢いに乗ったまますぐに離脱。何せ相手がどれ程の怪力かは身をもって知っているのだ。喰らったら到底ただでは済まない。 ふと、熱と焦げ臭いにおいを感知。発生源である右腕を見ると、火がついていた。 「ちっ……なるほど、セルフバーニングか」 火を消しながら、この火の原因を理解する。そういえばイフリートは常時火の防御術である炎のバリア『セルフバーニング』を張っていた。 幸い火のダメージも、皮膚の表面が少し焼けただけで大したことはない。 いずれにせよ、下手に近付けばセルフバーニングで焼かれる。ならば離れて光の腕などで攻撃すべきか? そう考えていると、いつの間にかグレイの体が宙に浮いていた。そのままイフリートの正面へと引き付けられる。 (まずい……!) グレイは何度かこの技を見ていたし、受けたこともあったからその正体を知っている。 この技は高位の大型魔族が扱う大技『コラプトスマッシュ』。簡単に言えば目の前まで相手を浮かせ、ラッシュを叩き込むという技だ。 だからこそ、すぐに離れようとするが体が動かない。どうやら念力か何かで引き寄せているようだ。 【コラプトスマッシュ】 ズドドドドドドドドドォン! グレイの体にイフリートからのラッシュが入る。一発だけでも相当の威力があると音で分かるような打撃だ。並の人間なら軽く死ねるだろう。 そのままラッシュの勢いを殺さずにグレイを放り投げ、空港の床へと叩きつけた。その箇所を中心にしたクレーターの出来上がりである。 これで死んだだろうと思ったのか、イフリートがグレイへと背を向けてスバルの方へと歩いていった。 だが、イフリートは一つ大きな誤算をしていた。 「まだ、だ」 それは、グレイがこれで死ぬほどやわではないということ。 確かに普通ならこれで死んでいた。だが、グレイは長旅の間に大いに鍛えられていたのだ。それこそイフリートのような高位モンスターとも真っ向から戦える程に。 もっとも、これでダメージが少ないという訳ではない、というかむしろかなりのダメージを受けているのだが。 イフリートはそんなグレイに気付かず、スバルへと接近。そして咆哮。ヒートスウィングを繰り出すが、それはプロテクション・パワードで止められた。 一方のグレイは刀を杖代わりにして立ち上がり、再び構えてイフリートへと駆ける。 そして、イフリートが二発目のヒートスウィングを放とうとした時―――― 【アクセルシューター】 【強撃】 全くの偶然だが、なのはの攻撃と同時に強烈な一撃を見舞った。 「人……? レイジングハート、もしかして」 『先程キャッチした反応と一致。どうやら彼があの反応の主のようです』 なのはがグレイの姿を見て、先程のレイジングハートの報告を思い出す。そういえば人間とモンスターの反応が一つずつと言っていた。 すぐにその事を問うと、返ってきたのは肯定の意。どうやらもう一つの反応の主はグレイで間違いないらしい。 手に持っている刀と状況から察するに、おそらくイフリートの腕に斬り傷を付けたのも彼だろう。 そのような事を話している間にグレイがなのはに気付き、言葉を発する。 「あの子供とは別の人間だと……?」 グレイが知る限りでは、先程までなのはの姿は無かった。それなのにここにいる。 ならばスバル同様にここに迷い込んだか、もしくは何かの目的があってここに乗り込んできたか、である。 この火災を起こした張本人という可能性も一瞬考えたようだが、それを考え出すとキリがないのですぐに切り捨てた。 それに……今はそんな事を考えている場合ではない。なぜなら、 【ヘルファイア】 イフリートはこの二人の思考が終わるのを待つほど律儀な相手ではないのだから。 なのはとグレイ、この二人からの攻撃はイフリートをキレさせるには十分。怒りに任せて火炎弾を放った。 グレイはこうなることも予想していたのか、重傷の体にムチ打って回避する。 【プロテクション・パワード】 一方のなのはも、すぐさまプロテクション・パワードを展開。ヘルファイアを受け止めた。 このバリアはヒートスウィングでも受け止められる程の強度を持つ。ならば最下級クラスの攻撃術くらい、防げない道理は無い。 「魔法盾だと? イージス……いや、セルフバーニングか?」 それを見たグレイが驚く。このような術はマルディアスでは見たことが無い。 一瞬セルフバーニングや盾を作り出す土の防御術『イージスの盾』が頭に浮かぶが、どちらとも全く違う……ならばこの世界特有のものだろうか? いずれにせよ、こんな事を考えている場合ではない。それよりもイフリートをどうにかする方が先だ。 炎の中で炎の魔物を相手にする事ほどの下策は無い。外に放り出せば少しはマシになるだろう。 だが、グレイ一人では到底無理だ。今の満身創痍の状態はもとより、万全の状態でも厳しいだろう。 キレたイフリートの打撃を避けながら、どうやって放り出すかを考える。クリーンヒットを喰らうのと策を思いつくのでどちらが先かと思いながら。 【アクセルシューター】 「アクセルシューター、シュート!」 声とともに形成された五つの光弾が、イフリートの背に突き刺さる。声の主はなのはだ。 イフリートの出現により救助が遅れているので、いいかげんに何とかしないとここにいる二人も助けられないと思ったのだろうか。 そのままカートリッジをロードし、さらなる光弾を形成して立て続けに撃ち込む。何度も撃ち込めばさすがに参るはずだ。 ちなみに遠くからの攻撃なのでセルフバーニングの影響は無い。セルフバーニングで防げるのは炎のみなのである。 これらの攻撃は確かに効果はあった。だが、それは同時にイフリートの怒りを増幅させる。 次の瞬間、なのはの動きが止まった。その体勢のまま浮き上がり、イフリートの前へと引っ張られる。 これはもしかしなくてもコラプトスマッシュの予備動作。このままいけば徹底的にボコボコにされるだろう。 結果だけ言えば、なのははボコボコにはされなかった。 【かぶと割り】 初撃が打ち込まれる前に高く跳んだグレイが、そのまま頭をかち割るかのような一撃を見舞ったのだ。この体のどこにそんな力が残っているのだろうか。 さすがにこれには参ったのか、イフリートの束縛が外れる。その隙に距離を取った。 さらにその近くにグレイが着地し、なのはが礼を言うより前に問うた。 「おい、奴を遠くに吹き飛ばす術はあるか?」 「え……はい、それならいくつか持ってます(術……? 魔法のことかな?)」 術という聞き慣れない単語に首をかしげるも、おそらく魔法のことだろうと思って返事をする。 なのはの持つ魔法には『ディバインバスター』や『スターライトブレイカー』といった砲撃が存在する。これならばイフリート相手でも遠くへ吹き飛ばすくらいはできそうだ。 そしてその答えに満足したのか、グレイは先程思いついた策を話した。 「あの人達も、モンスターと戦ってくれてる……なのに、私は……ッ!」 スバルは未だ、泣いていた。但し、先程までの恐怖とも安堵とも違う理由で。 あの二人はあんな大物モンスターと戦っている。それも、なのはの方は間違いなく自分を助けるために。 それなのに自分は何も出来ない。それが悔しくて泣いているのだ。 もちろん、何の力も無い自分が行っても一撃でハンバーグにされるのは目に見えている。だが、それでもだ。 「もう嫌だよ、泣いてばかりなのも、何もできないのも……」 【腕力法】 気の補助術『腕力法』で腕力を高め、疾駆。後方ではなのはが杖の先端に魔力のチャージを始めている。 このまま斬りかかって来るかと思ったのか、イフリートが腕を横薙ぎに振るおうと構える。 が、その腕は結果的に空中を空振ることになった。 グレイが床に刀を突き立て、結果的にそれが軽いブレーキとなって減速。結果、そのままなら命中するはずだった腕はむなしく空を切った。 そして、それが大きな隙となってイフリートの命運を決めることとなった。 【天狗走り】 床から刀の切っ先が離れ、それが大きな反動を生む。 そして反動は巨大な運動エネルギーを生み、イフリートの体を直撃した。 エネルギーをその身で全て受け止めることになったイフリートは当然耐えられるはずもなく、空高く舞い上がった。 命中と同時に左腕が燃え上がるが、すぐに腕を振って鎮火する。 そして、その時こそがなのはの待っていた好機。すぐさまレイジングハートを空中のイフリートへと向け、そして叫んだ。 「ディバイィィィーーン…… 【ディバインバスター】 ……バスタァァァァァーーーーーー!!」 閃光。 レイジングハートの先端に集められた魔力が、光の砲撃となってイフリートへと飛ぶ。 砲撃はそのままイフリートを飲み込み、それだけでは飽き足らず天井をブチ抜く。 その結果、天井にはそのまま脱出路に使えそうな大穴が空いた。姿の見えないイフリートはおそらくそこから放り出されたのだろう。 一方の外……正確には空港付近の海面。 「グギャアアアアアアァァァァァァァ……」 海上へと浮かび、これから地獄に堕ちるような悲鳴を上げるイフリートがいた。 イフリートの体は大部分が炎でできている。それが大量の水でできている海に落ちたとすればどうなるか? 答えは簡単。今のイフリートのように体の炎が消え、そのままあの世へと逝く、である。 そうしてイフリートは消えていく体の炎とともに命も消した。 「こちら教導隊01、エントランスホール内の要救助者、女の子一名と男性一名を救助しました」 空港上空。なのはがグレイとスバルの二人を抱えて飛んでいる。ちなみにグレイの意識は無い。 コラプトスマッシュを喰らってボコボコにされ、さらにそこから無茶な戦闘。気の回復術『集気法』を使う間もなく気絶するのは無理もないだろう。 そして二人を抱えているなのはだが、その状態でも平気な顔をしている。一体どこにそんな体力があるのだろうか? 『ありがとうございます! でも、なのはさんにしては時間がかかりましたね』 相手の通信士がはずんだ声で答える。が、それと同時に疑問を返した。 救助に向かったのはエースオブエースとまで呼ばれる程の腕利きの魔導師。それにしては少し救助に時間がかかっている。 大方、要救助者がなかなか見つからなかったのだろうと思った通信士だが―――― 「……中にモンスターがいたんです。多分、かなり強力な」 ――――全く予想もしない形で返された。 『モンスター!? 何でそんなものが空港に……』 いくつかの疑問が浮かぶが、とりあえずそう聞き返す。 それに対し、なのはが返したのは沈黙。彼女にも理由などというものは分からない。 「……とにかく、西側の救護隊に引き渡した後、すぐに救助活動を続行しますね」 そう言うと、なのははすぐに救護隊の元へと飛んでいった。 戻る 目次へ 次へ
https://w.atwiki.jp/a_nanoha/pages/17.html
出会いが絆が紡ぐ新たな物語―― ”リリカルなのは“シリーズ新章LIFT OFF! 人と魔導との出会いは果たして幸福であったか否か かつて世界に争いを起こしたのが巨大な魔導の力ならば 争いを止めたのも また同じ魔導の力だった 世界はいま片時の平和の中のにあり 答えは今だ出ていない シスター「はい…ミッドチルダ宛ての電信絵葉書の送信ね」 トーマ「うぃっス」 シスター「旅行中?」 トーマ「はい」 シスター「いいわね、今日はどこまで?」 トーマ「この先の鉱山遺跡で宝探しと」 Record01 「Engage(エンゲージ)」 トーマ【前略、スゥちゃんお元気ですか?俺は一昨日からルヴェラの文化保護区に入りました。 ワガママ言って許して貰ったひとり旅も残りあと3か月。 保護区内は次元間通信が不安定なのであんまり連絡できませんが】 トーマ「なースティード、到着は夜になるかな」 スティード「そうですねトーマ、食糧の準備は充分で?」 トーマ「もちろん」 トーマ【俺は元気でやってます(スティードに教わって勉強もちゃんとやってます) 約束通り旅行の間に世界を見て回って自分の答えを見つけます】 トーマ「おー!やっと見えた!」 スティード「お目当てのルヴェラ鉱山遺跡ですね」 トーマ「うん」 スティード「ですがもう夜です。野営できる場所を探しましょう」 トーマ「だな」「先客かな、今明かりが見えたような」 スティード「こんな辺鄙な場所に?」 女研究者「機材とデータの搬出は終了です。後はマテリアルですが」 男研究者「廃棄処分だ、ここに捨てていく」 女研究者「献体はともかくシュトロゼックもですか?」 男研究者「できそこない一基にいつまでも関わっておれんよ。向こうで銀十字(こいつ)の保有者を書き換えれば済む」 スティード「引っ越しにしては物騒ですね」 トーマ「関わり合って得はねーな。このままこっそり…」 リリィ『痛イよ。苦シいヨ』 トーマ「あ、つっ!!」 スティード「トーマ!?」 トーマ「いて、いてて…っ。この声念話…!?」 スティード「!?私には何も」 トーマ「あの奥…助けてって言ってる!」 スティード「トーマ、あなたまさか」 トーマ「助けてって言ってる」 スティード「――ですよね。ただ、あなたがケガをすると私も彼女に怒られますので」 トーマ「オーライ相棒(バディ)うまくやるさ」 トーマ「うお…ッ!ここ研究施設…?」 スティード「それもだいぶヤバイ方向の」 リリィ『痛い、よ』 トーマ「痛いのすぐに止めてあげるから」「――解け」「!?あッ!づ…っっ!」 男研究者「侵入者!?」 女研究者「何者かがシュトロゼック-4thに接触!それにこれはリアクトの反応!?」 リリィ『だめ、痛いよ、怖いよ、寂しいよ、来ちゃだめ』 トーマ「大丈夫…泣かないで。俺がいますぐ助けるから」「!!」 「てて…っ、大丈夫ッ!? !!!全裸!?き…!着るもの!スティードなんか服っ!!」 スティード「それらしきものならここに」 男研究者「失態だ。安置室を熱焼却処分!シュトロゼックと侵入者ごとだ!!」 機械音声「警告、警告。感染災害の危険発生。これより熱焼却処理を行ないます。 トーマ「しょ、焼却ッ!?」 スティード「困りましたね、暑いのは苦手です」 機械音声「近隣ブロックの職員は至急避難を」 トーマ「手伝えスティード!」 スティード「オーライトーマ」 機械音声「カウント6」 スティード「Protection」 トーマ「あの、いきなり飛びこんできてこんなことになっちゃって本当にゴメン」 機械音声「5」 トーマ「でも大丈夫。きっと助けるから」 機械音声「4」「3」「2」「1」 リリィ『誓約(エンゲージ)』 機械音声「0」 男研究者「やったか!?」 機械音声「プラズマアーク正常作動!」 男研究者「いかなる防御をしようと人間が生存することなど――生きている。 あれが完成したのなら!金属が沸騰する温度の中でも活動しうるッ!!そういうものを! 我々は!造り出そうとしていた!!」 ディバイダー966「E-C DividerCode-966」「StartUp」 トーマ「――ディバイド、ゼロ」ドゴッ ズドン スティード「トーマ、トーマ!」 トーマ「んあ、え、あれッ!?」 スティード「大丈夫ですかトーマ。それになんですか?そのイカした格好は?」 トーマ「うおお!なんじゃこりゃあ―!!」「あ」「おお!」「――あれ、なんだこの腕輪」 「ああごめん。大丈夫?」「俺、トーマ・アヴェニール。名前聞いても?} リリィ「リリィ、です。リリィ・シュトロゼック」 トーマ「リリィ。いいね、かわいい名前だ」「と、とりあえず安全な場所まで出よう!スティード周辺チェック!」 スティード「オーライ、トーマ」 同時刻 第12管理世界フェディキアStワレリー港 シャーリー「お疲れ様です。フェイトさん、ティアナ執務官。押収物には該当しそうな品ありませんでした」 フェイト「そう、銀十字もディバイダーもここじゃなかったか」 ティアナ「「エクリプス」の感染者を出すわけにはいきません」 フェイト「うん。もしも感染者が出たのなら、なんとしても捕獲しないと」 To be conntinued Record02 「Lily-Strosek(リリィ・シュトロゼック)」